リサイクル親父の日記

第673話 最後の最後に・・それで、OKょっ!!

2012/11/18

リサイクルショップだけじゃなくて、そもそも商売とは、利は元にありってことでしょ。
仕入れが如何に重要であるか、高い仕入れだと売値も高くなるし、更に売れ難い。
不良在庫と化して、最後には赤字で売らざるを得ないということになる。

大量に仕入れて大量に販売してロスも吸収できるのであれば、それは商売として成り立つ。
リサイクルショップとしては、その都度が一点物だし、個々に仕入れ原価を算入してると大きな失敗を起こすこともある。
だた俺の場合は、個人的な好き嫌いが災いしてしまい、気に入った物や好きな物を何とか商売にしたいって思ってしまう。

品物に俺が惚れて仕入れてしまい、売れず儲からず現象が起きる。
言い訳としては、お客さんに店を面白く感じてもらえればなんて理屈をこねている。
でもはやり経営だから、損ばっかりしてたんじゃ潰れちゃう、だから、好きでもホドホドに抑える。

利益追求はするが、経営が成り立つことが最優先であり、その他に遊びとして演出を心掛けるってことだ。
金、金、金だけを追求してると息がつまるし面白くない。
俺自身が商売を楽しむことも実は大切だし、長続きの秘密でもあると考える。

真剣にやって、金も稼いで、面白くもあって、それで仕事だってなるんじゃないかな。
売るお客さんが高く売りたいと思うのは人情だが、思いが強いと俺は買い切れない。
新品の何割で買取ますかって聞かれても、アイテムによるし、要するに個々に大きな違いが出る。

大切な物、思い入れのある物は、ず~っと持ち続けるべきだと思う。
例えば要らなくなった時でも、査定が安いのが嫌ならば、知合いに譲ることを検討してもイイだろう。
現にそんな人もいる。

「そんな値段じゃ、誰かにあげた方がイイわ」って言われたことが何度ある。
買取で、高い安いとお客さんとネゴるのは好きじゃないから、合わない時はサッと引いている。
お客さんが要らなくて、処分するのに困った時に、それも最後で構わないから声をけてもらえばイイ。

片付けも楽だろうし、幾ばくかのお金にもなる可能性もある。
それだとネゴもスッキリ一発でまとまるから、お互いに楽しくなれる。
最後の最後でイイ、楽しい買取をしたい。