2012/12/16
宮城県の仙台と石巻でリサイクルショップを15年以上やってます。
出張買取の出来事、店舗販売の状況などで何かしら面白いと思うことがあります。
俺なりに切り取って、皆さんに伝えたいとブログを書いてます。
自分のリサイクルショップが思わしくないから景気が悪いなんて言うのではない。
日銀短観や経済指数をもって言ってる訳でもない。
日常の買取でお客さんと接して感じからなのです。
理由の一つは、震災復興工事がひと段落していて、工事単価が下落気味らしい。
県外からの業者の話で分かるのだが、単価が合わずに地元に戻っている人たちが多くなっている。
同時に地元の工事関係者の中にも少し遊びが出てきている人たちがいる。
二つ目は、会社関係の中でも事務所縮小や撤退が増えていて、その買取が最近重なっているんです。
大きな事務所を半分にします、とか移転して小さくします、或は、郊外に引越します。
年末の12月で区切りがイイ時期でもあり、たまたま俺の店に話がダブったともいえます。
ある電話があって、「・・・・いつ買取に来てもらえますか?・・・他にも見積依頼してるので、その結果を・・・」
事務机1台、長テーブル数本、イス少々だけの話なのに随分勿体をつけるものだと感じる。
「明日までに返事しますので、よろしいでしょうか?」と言われるが、お客さん次第なので待つしかない。
その場所は街中の賑わい激しい大通り曲がり角ビル、人数をかけないと作業が難しい。
効率の悪い作業になるので、電話で了解したことをちょっと悔む。
場所が場所だから3人体制で、輻輳する車に十分注意して、時間帯を考えて対処しないとならない。
そんなことを考えてたら、電話が来て、「おたくに頼みますので・・」と回答してきた。
そうなんだよな、こんなやり難い場所だし、少ない物では他所は受けない話だったかと諦めも湧いた。
効率の悪い話だから俺の店にも来る、それを頑張ってこなすことが今の俺の大事な買取だ。
大きな話と大量の話は大勢が見積参加する時代になっている。
それに大型店とナショナルチェーン店には知名度、認知度、宣伝広告では絶対に敵わない。
俺はそこからすり抜けたこぼれ話に活路を求めて日夜奮闘してます。
不況深く長く、政権交代でインフレも止むを得ない空気が漂う。
しかし本当にそれでイイのだろうか?
楽あれば苦あり、一時のインフレ後にとんでもないスーパーインフレが来襲。
その時は今よりはるかに景気が悪くなっているだろうね。