リサイクル親父の日記

第671話 優良企業は金利がもの凄っく安いんだって、、、

2012/12/17

宮城県の仙台と石巻でリサイクルショップを15年以上やってます。
出張買取の出来事、店舗販売の状況などで何かしら面白いと思うことがあります。
俺なりに切り取って、皆さんに伝えたいとブログを書いてます。

予算の確保は役所や政府系機関では当たり前だ。
予算の実行についても達成率の向上が常に求められている。
未消化割合が多いと翌年からは予算削減ってことになるから、かれらは必至になるようだ。

カラ出張や裏帳簿でプールとか言語道断の話が結構あったのは記憶に新しい。
宮城県警の報奨金使途開示が現知事になってストップしたのには釈然としなかったね。
現在でも税金の使われ方には様々なグレーゾーンがかなり残ってて疑念もいっぱいだ。

東日本大震災復興予算の使い方も大問題だね。
その関連なのだが復興支援融資のことでちょっとびっくりした。
震災という事情が事情なので優遇する方針は分かる。

金利が凄く安いとか審査が緩いとかは分かる。
その基準に沿って融資をしているのであれば当然のこととして受け入れもできる。
俺も被災地区に店があり津波で浸水して損害もあったので色々調べた。

でも、何所をどうしても融資条件には合わないので完全自主再建しかなかった。
幸いに民間銀行が融資してくれたので非常時を脱することができて今がある。
ところが、知合いの社長さんの出来事がふるってる。

震災被害はあったが軽微。
でも業績がイイ会社でもあり融資を受けなくても良いのだが、理屈を付けて政府系融資を受けることにした。
何の事もなく簡単に無担保無条件で超低金利の融資実行がなされる。

実際の使用はどうでもイイからポンとX千万円ですよ。
更に最近、まだ枠があるからもっと貸し出しますと・・
よくよく話しを聞くと、担当者が貸出枠を消化しないとならない。

誰彼にも同じことをする訳ではなくて担当者の権限内で可能だそうだ。
建前条件をクリアすれば後の責任もないからどうにでもなるらしい。
力のある会社は優遇されるし利用の仕方が実に上手だ。

数年前にも雇用確保で補助金が出たことがあった。
俺らから見れば大会社の工場で、大金を補助金で受けて黒字隠しに苦労してるって担当者が笑って言ってた。
生活保護の不正受給に等しいこれら融資や補助金制度、どうも釈然とできない。

予算枠消化に血道を上げないで、真に必要な人に渡るような公明正大な制度設計にして欲しい。
自民党政権になると更にジャブジャブと金を使わせて・・・景気回復(?)ですか・・・