2012/12/20
宮城県の仙台と石巻でリサイクルショップを15年以上やってます。
出張買取の出来事、店舗販売の状況などで何かしら面白いと思うことがあります。
俺なりに切り取って、皆さんに伝えたいとブログを書いてます。
仙台市青葉区中央は住所が示す通りである。
仙台駅前の青葉通りに面してて銀行や証券会社が入居してる最も分かり易い地域。
県内各地から、或は、県外各地から仙台に来ても分かり易い場所は商売的にも有利。
そんなビルの高層階の狭い1室にあった事務所を閉鎖する。
エレベーターを降りてもその部屋がどっちなのか非常に分かり難い。
しかし、フロアー端っこの長方形で奥まっている部屋でも家賃が嘘の様に高額らしい。
「まぁ、東北各地から来た時に分かり易くて便利なもんで、駅が近いしね・・・」
それに誰もが知ってる銀行が1階に入ってるから、誰でも行き易いし来易い。
「日中は車と人も混み合ってるでしょうから、夜でも深夜以外は無理でしょう・・・やはり早朝しかできませんよ」
俺の意見に彼も理解を示す、「早朝でイイですから、7時半くらいで構いませんよ」
7時過ぎごろから急に混みだしてくる感じを受ける。
歩道に人々が増えるし、通行量も増えるし、バスも増える、そしてラッシュ気味の様相を呈する。
横断歩道の少し先に止めるが、その更に少し先がタクシー乗り場とバス停が続くのだ。
トラックの鼻先に突っ込んで止まる車は、人を送って来た車でありひっきりなしにやってきてる。
広めの歩道も行き交う人たちが早足なので、俺は恐る恐る避けながらビルとトラックを行き来する。
1階には警備員が2~3人見えるし、掃除のおばちゃんも働いてる。
それに出勤してきてる人たちが何人もエレベーターに乗っている。
はやり朝は活気があってイイなあ。
「事務机1台、丸テーブルとイス、コピー機です、他は僕が持って行きますので・・・」
俺は買取点数が少ないのに失望するが、それでも買取をする。
「他の物を運んで欲しいんだけど・・やってもらえます?」と彼は聞いてきた。
その日は次の約束もあるし、数点なら運ぶのも問題はないが、その数量がかなり多いのだ。
「・・これだけ多いとうちではできませんね・・便利屋さんとに頼んではいかがですか・・」
俺はリサイクルショップとしての仕事に付随して発生することにダメだしする気はない。
しかし本業を凌ぐ手間暇がかかる時は、お断りしている。
「そうですか~~閉鎖は決定してて後は分からないし・・アパートに置いておこうかと・・」
年末で仕事が無くなっているのに落ち着いて悠然として見えた。