リサイクル親父の日記

第682話 意思疎通って・・・俺のせい

2012/12/28

リサイクルショップを仙台と石巻でやってます。
出張買取やお客さんとの交渉って結構面白いですよ。
ブログは本音で書いてますので・・・

月末に引越す人はいるが、それが年末の引越しなると大変だなと思う。
月末、年末、年度替わりなど区切りがあると移動もあるだろうし。
人生の節目を感じてしまう。

俺は商船学校だったので卒業は9月末で、直ぐに航海士の国家試験があって、就職が年明けだった。
船乗りを止めたのが12月の下船の時、地元で再就職が年明けだった。
会社勤めを止めて起業したのは2月だったと思う。

個人、或は家族としての引越しも相当経験してるが、仕事関係でもかなりやってるな。
いらない物の処分や身軽にしておく癖はそれなりにあるし、移動する時のしんどさを思えば簡単にしておくべきだと感じてる。
昨日買取に行った先でちょっとした問答になってしまい、俺もブルーな気分。

「話が違うんじゃないの、何でも持って行くって言うからさ・・今更、片付けもできないよ」と夫が怒り出す。
直ぐに引越しするのだろうが、2LDKの部屋中に段ボール箱が山積み状態。
ソファーベット、テレビ台、テーブル、洗濯機、食器棚・・・・などがいらないと言ってた。

「奥さんと電話で話した時、4年前の物と言ってましたよ・・確かに洗濯機は4年前ですが・・・・
他の物は10年の電気製品ですよ、家具も状態がイイって言ってたのに・・・キズも汚れもかなり・・・」
俺は奥さんとのやり取りを夫に説明したのだが、納得してくれない。

「引越しまでに時間が無いんですよ、今更ダメって、そんな説明を聞いてないし、どうすんのさ」
俺は電話で可否を判断してるが、年式が大幅に違うとか家具の状態が全く違う場合はやはり変わってしかるべきだと思う。
「・・そうですね、今更として断るとかではないですよ、聞いた内容と違い過ぎるからと言ってるだけですよ」

しかし彼は怒り心頭らしく顔がまっ赤になってるし・・・
俺はさっき通路ですれ違った時の彼の態度に違和感を感じたのを思い出す。
両手いっぱいに紙袋を提げてエレベーターに向かって歩いてきた。

俺らは台車を提げてエレベーターを降りて部屋に向かってたのだ。
大概の人は、業者だと分かってくれるし、声掛けしてくるものだ。
彼は無関心で無視してすれ違うのだ、その後に部屋に戻った時も挨拶を返しもしない・・・

年末の押し迫った日に彼らも困ってしまうのは分かるし、俺もトラブルのは嫌だった。
「そうですか、説明不足と感じたのであれば、それは私の責任でしょうから、いらない物を全部持って行きますよ」
こんな譲歩は普通はできないが、彼に対してのある種の異常性を感じたので、責任を取ることにした。

更に不通的には、この譲歩に対してれ礼を言ったりするものだ。
奥さんは「すいません・・イイんですか・・」と言ったが、彼は黙りこくっているばかりだ。