リサイクル親父の日記

第689話 満面の笑みの新年挨拶

2013/01/12

仙台と石巻でリサイクルショップやってます。
出張買取やお客さんとの交渉って結構面白いですよ。
ブログは本音で書いてますので・・・

今年の営業も早1週間目になる。
常連のお客さんとは最初に新年の挨拶をかわすことになる。
儀礼的なことを好ない俺にしても、これは避けれないから普通に発してる。

麗々しくとかは苦手でね、どちらかというとぶっきら棒タイプだから素っ気なく言ってしまう。
虚礼廃止って一時期流行ったと思うが、いつの間にか又戻ってしまうのが世の習いのようだ。
それでも私生活や仕事関係において、俺は極力虚礼を廃してるつもり。

今朝は一番に刑事さん二人が来て仕入れ台帳をチェックしてる。
毎月1~2回の定期訪問だし俺もすっかり慣れている。
そしてチェックを終えて雑談してると・・・

常連さんがツカツカと俺の様に向かってくる。
物凄い笑顔で、遠くてもニコニコしてるのが分かる。
満面の笑みってやつだね・・・「おめでとう・・・」と新年の挨拶が聞こえてくる。

彼は刑事さんたちだとは分からないから、彼らを無視して俺に寄ってきて言う。
「今日はさ・・工具を買おうと思ってさ・・・」
「へぇ~本当ですか、パチンコでも勝ったの?」と聞き返した。

「う、うん、30万円な、だから去年売った工具が残ってれば買い戻すよ」
こいつあ~春から縁起がイイね~って感じだった。
「そうですか、売れてないから、残ってるよ」

そんなやり取りをした後に、彼は電動工具3点をX万円で買うのだった。
刑事さん二人は黙って見てたが、彼が工具売り場に行った時に眼で合図してる。
俺は、「いつも買取してるXXさんですよ」と教えると、「あっ~彼ね」って合点する。