リサイクル親父の日記

第695話 進むに進み難くて

2013/01/23

仙台市青葉区小田原って地域は幹線道路以外は狭いし・・・
一通が多くて入り組んでるから、俺には非常に不向きな場所。
この辺の小田原から原町の一帯は特に狭いからトラックでは走り難い。
 
入りくんだ先の先の奥まったアパートなので、細道の一通を相当な距離を走る。
俺は幹線道路から曲がって進行するから、反対方向に通勤者が連なって来る。
歩行する人、自転車の人などが押し寄せるんだが・・・

先日の大雪の残りが連日の朝の寒さで凍てついてる。
日影がほとんどで凍った状態で、且つ、凸凹に固まってるのとツルンと滑り易くなってる。
車も通るため、車輪のわだちができている。

歩行者は道の両側に分かれてやって来るし、更に自転車が彼らを追い越しながら迫って来る。
右も左側も注意しておかないとならないし、彼らを追い越す自転車が真ん中に出たりする。
俺の車はどっちかを避けようとすると、わだちでハンドルが切れずに危なくてしょうがない。

俺は進行するけど最徐行するしかないが、時には仁王止まり(立つ訳じゃなく)して彼らをやり過ごす。
たかが7~800メートルなのだが、本当に疲れ果てた感じだった。
アパート3階、階段は広かったので上り下りはスムーズ。

「もう直ぐ引越しで・・今度は福島の郡山に行くんですよ・・」
受け答えの感じがとってもイイ女性だった。
「下にあったベット、粗大ゴミに出したんですね」

俺は電話で断ったベットを思い出して確認したら、
「えぇ、やるしかないって、でもできたんですよ、やればできるんだって・・」
ベットはバラされて、それぞれが括られて、入口付近のゴミ置き場に粗大ゴミシールを貼って置かれた。

「それが一番安あがりですよ、それに大抵のことはできるものだよ、ようはやるかどうかだよね」
ベットをバラして3階から下に降ろす作業、1点ずつで運べば難しことはない。
女だからできないって思っちゃいけないし、女でも大抵のことはできますよって。

男も女も皆同じようなもので、大抵のことはできるものです。
すると、今まで進めなかったことが、進むことができるかも知れない。