リサイクル親父の日記

第673話 即Uターンしなくっちゃ・・・

2013/02/06

仙台も朝から雪です、今日は夜まで降るそうです。
明日の朝がマイナスなので路面凍結がとっても心配です。
1月前よりは状況はイイらしいが、それでも雪と凍結は苦手ですね。

降雪の中、朝9時の指定時間に青葉区片平付近に買取に行ったのです。
コチョコチョとした道で古い家もかなり残ってる場所に新し目のアパート。
オートロックのインターホンを押すと、「HELLO」と電飾が発光する、当時にBGMが大きく響くのだ。

一般的に軽いメロディが鳴るのはあるけど、メロディじゃなくて音も大きいのって初めてだったから変な感じだった。
しかし、応答が無い・・・
次に、ケータイにかけるも、又しても応答が無い・・・

日時を指定されたので、それで不在でケータイもつながらない、もうどうしようもない。
俺は細い雪道をスリップに注意して戻るしかない。
気温がプラス帯らしく雪は大きくふんわりして舞い落ちてる。

ふっと太めの道路に出て進んで大き目の道路に出たら、方向間隔が無くて勝手に左折した。
この道路はクネクネしてて山沿いを走ってる、ある程度進んでやっと位置が自覚できた。
と、その時、ケータイが鳴る、応答の無かったさっきの番号からだ。

「す、すいませんでした・・ちょっと留守にしてて・・・もう一度来てもらえますか・・」
すいぶん眠い声の様に思えるが、カラ振りで終わる訳にもいかない・・・「えぇ、直ぐ戻りますよ」
「HELLO」と電飾が発光すると、今度はガラス扉が開く。

2階の部屋に行って、洗濯機を持ち上げると、その後に色んな物が見えた。
靴下に下着、菓子袋、どうしてこんなにたくさん落ちてて平気だったんだと思わずにはいられない。
それに「ケトル」と彼女が呼んでた電気ポットは、内層が変色甚だしいのだ。

玄関脇置いてあった粗大ゴミのベットや布団は、どれも薄汚れてたし、どういう使い方かと疑問も出る。
こんな状況だったし、Uターンは良かったのかどうか・・・
部屋の中にギターを肩にかけて黙ってた男がいたっけ・・・本当に状況が分かんないってことがあるんだ。