2013/02/13
1週間前に電話で買取査定をした。
冷蔵庫、洗濯機、ガスコンロの3点だったし、2年前に購入したものだし、簡単に査定できる。
多少の前提事項はあるが、金額を伝えると、「検討します」と電話は終わった。
検討しますって件は俺としては忘却の彼方になるので、直ぐに記憶が消去される。
余程内容のイイ話や本当に検討すると感じた場合以外は、メモもゴミ箱行きです。
それと一応の買取規定や基準はあるけれど、ケースバイケースってことが多いし、完全なタリフ(査定基準化)はない。
二日前にその彼女から再度電話があった。
「引越し決まりましたので、買取に来て下さい、XX日で頼みます」ハッキリくっきりした口調。
しかし、しかし俺は彼女との電話査定内容がおぼろげでしかない。
「え・・ぇ・・そうでしたね、ところで幾らで査定してましたっけ?」と彼女に金額を聞く始末。
「確か・・XX千円って言ってました、それで構いませんので・・」
そして住所を聞いて予定を組んだ。
住宅地図をめくって長町駅前近辺を見るが、見つからないのだ、新しいから載ってない場合もあるし、ネットでも調べる。
長町X丁目X番XXって、無い、無い、当該の番地番号自体が見当たらない。
こんな時は二つの方法がある。
当日、近くまで行って試行錯誤して探す。
或は、今、電話して再確認する。
今回は場所が駅前の密集地域なので、電話で確認をすることにした。
「あぁ、そうでしたっけ、番地を間違えって言ってしまったわ、すいません」
ハッキリくっきりは変わらないが、何か親しみを感じさせる口調になっていた。
翌日の朝、その真新しいアパートに出向いたら、眠そうな目にパジャマ姿のまんま彼女は出てくる。
「転勤で今日の午後にアパートを引き払います、だから助かりました」
ザックバランでフランクなキャリアウーマンなのかもしれない。