リサイクル親父の日記

第678話 管理人さんにもいろいろあって・・・  

2013/02/16

リサイクルショップの出張買取という仕事柄で色んな所に行く。
仙台はマンションもたくさんあるから、高層建物や超最新建物だったっりと田舎者の俺には面喰らうことも多い。
仙台中心部の高級マンションともなるとセキュリティーからして全く違う。

今朝見積に行ったライオンズタワーマンションもそうだった。
ライオンズタワーという名称はイコール高級を意味してる。
高層でありガーデンが広くゆったりしてるし、コンシェルジェの女性が常駐してる。

別に管理人も常駐してるから、あるライオンズタワーではガードマンらしい警備員も常駐してるんだ。
当然だがオートロック、インターホンで話して開錠してもらわないと入口が開かない。
更にエントランスを通ってエレベーター乗り場に行くが、ここでもインターホンで連絡してエレベーターを開けてもらわないと乗れない。

そんな手順を踏んでやっと依頼者の部屋に着く訳。
10階以上の高さからは眺望が素晴らしい、雪が舞う仙台の街並みを眼下に一望する喜び。
この偶然に感謝せずにはいれない。

中年男性が言う「ここの家具全て、テレビは持って行くのでダメ、それ以外ね」
ソファー、冷蔵庫、和茶ダンス、ロータタイプ水屋ダンス、本棚、キングベットなど・・・
大き目の家具はエレベーターが小さめで心配になった。

「問題は搬出ですね、それに養生を要求されるかどうかも知りたいのですが・・・」と俺は確認事項を言う。
「そうだね、それは管理人に聞こうか、よ~し、一緒に下に行こう」即断してくれる。
コンシェルジェが答える「ただ今、管理人さんをお呼びしますので・・」

外の雪かきをしてた老齢の管理人さんがにこやかな笑顔で近づいてくる。
「はい、そうですか・・7~8店ですね、荷物用エレベーターを使ってもらって結構ですよ・・・養生はしなくてもイイですから・・・」と大変好感が持てる説明をしてくれた。

「これで安心できました」俺は依頼者に伝える。
「僕も当時は来ますから、もう引越しは済んでるし、ここは売却したから、引き渡しは3月中だから・・・」
これまで会った管理人さんのなかでピカイチである。

これほどの高級マンションは養生を要求されるのが普通だし、床にも要求されることもあった。
せんじつは管理人さんに「賠償請求するかも知れません」と脅された。
だから、その建物は俺は取りやめにしてしまった。