リサイクル親父の日記

第681話 消防の講習会に行ってきました

2013/02/23

リサイクルショップは広いスペースでやる関係上、消防設備も要求度が高い。
その一環として、先日、仙台市青葉区の消防局で2日間の講習を受ける羽目になった。
退屈っちゃ退屈だし居眠りするのも悪くはないが、最後に効果テストをするって脅されてる。

効果テストが悪いと問題が無きにしも非ずとか言われると、ちゃんと聞いとかないといけないと感じた。
二日間だからね、それに講習内容もそうだけど、講師さん達のやる気の無さが何とも哀れに思えた。
聞く方も聞く方だが、教える方もそうだし、如何に外形的で形骸化してるかって、それを真面目に恰好を付けてるだけだ。

運転免許更新時受講に似てる感じがする、受けたくないが受けない訳にもいかないから、嫌々無理して出席だけしてるってこと。
150人が2人掛けテーブルで前後10列で横7~8列に座ってる。
こんな風景は普段はなかなか接しないから、やっぱり新鮮さも無きにしも非ず。

老若男女、服装もバラバラ、俺は相当年配者であり、きっと10番以内の高齢者だろうと想像できた。
それが街の中の人口構成に比例してるとしたら、社会の中ではやっぱし(!!)高齢の部類に属してしまっている。 
普段店に居ると全く感じてないから、すっごく現実が悔しいというが非情なるものに思えて仕方ない。

歳はとってるが、そんなに年じゃないと普段は勝手に思っているからね。
しかし現実がそうじゃなくて、現実の社会でも歳をとってるって突きつけられるとショックもある。
店のお客さんは年配者が多いから、同年配や年上世代が圧倒的に多いから、自分の歳をあんまり意識してない。

若い人も来るし、出張買取先は圧倒的に若輩なのだが、総数の中で普段接するのはやっぱし(!)年配者なのだ。
俺の隣に座ったおっさんは、俺らと同年輩って感じだったが、ビシッとヨレヨレ気味スーツ、矛盾してるが分かって欲しい。
見るからにお堅い関係勤務って思えたし、彼を観察する気はなかったが・・・それが・・観察したくもなった。

バインダー式システム手帳をガッパと開いたら、スケジュールがギッシリ書き込まれてるが、朱色でも更に所々に書き込まれてる。
システム手帳は大版で三方がチャック式革カバーであり、ガッパと開くとA4サイズであり、その為に全体は薄く感じる。
最初の方に数枚のA4サイズの表が織り込まれて綴じられているが、何かの年間予定らしい。

その次が2ページ開きで1月管理表になってるから、予定の項目を記入してるらしい。
そして本文というか真打として、枡目が拡大された週間表になってるって感じだ。
彼はそれらの枡に転記を繰り返してる、年間から月間に、そして週間にと・・・

時々は赤色ペンで大きく延長線を欄外に走らせて、何かリマークでも書いている。
あっちをめくり、こっちをめくり、また、そっちをめくりと大変慌ただしい。
気にしたくないのだが気になるよね、だから観察することに徹した。

付箋紙物凄い数が貼られてるから、どこがどれかなんて俺だったらあり過ぎて分かんないって状態だろう。
彼は講義中に黄色とオレンジのマーカーペンでポイントに印を付ける。
更に、赤ペンで得意のメモりをする、教科書が結構汚れるんだな。

でもね、観察したから分かったけど、その教科書も大事な個所は赤や青に色が変わってる。
彼にしてみれば、やらずにはおれない、そうしないと勉強した気がしないかも知れないし。
あんなに汚す人も珍しいし、システム手帳もあんだけ書いてあるとね、本当に分かってるの心配になった。

2日目の講習終わり頃だった。
彼はボールペンを分解してるのだ、筒と中の芯、芯は2本あるから色を変えるタイプだ。
システム手帳の最後部を革のカバーからめくると、そこに替え芯と付箋紙数種類が納まってたんだよ。

赤色替え芯を取り出してボールペンをリセットしてたんだよ~~~~
俺は感激した、この摩訶不思議な世にも面白現象をまじかで見れたんだもん。