リサイクル親父の日記

第683話 開かないドアーって、空振り~~ 

2013/02/27

仙台市は広いと感じるんだなぁ~、店から1時間走っても着かない場所がたくさんある。
泉区なのだが、国道4号線バイパスから山側方面に向かうから、少し込み合うとお手上げ状態。
バイパスも混んでるし、山側に向かうのも混んでるとなると、約束時間よりも遅れることとなる。

彼の予定に完全に合わせた午後4時だったが、5分は過ぎている。
トラックを路駐して玄関に行くと、ガラス戸前に男性が立ってて、俺に話しかけてきた。
「リサイクル屋ん・・? 今、カギを部屋に・・、だから部屋にはいれないよ・・」

彼はやっぱり外国人だったのだ、電話で感じた違和感は間違ってはいなかった。
話の内容が理解できずに怪訝な顔で佇んでたが、彼はオートロック解除のために誰かの部屋番号を押している。
しかし、不在のため応答がない、すると、次に別な部屋番号を押すのだ、それを繰り返すのだが・・・

全室を押すが、誰もが不在だったようで連絡がつかないから、彼はどうしようもないが・・・
すると建物の外に出て、前方や脇などを眺めて、多分、何処かに登れそうな個所を探してるんだと思えた。
「無理だよ・・登れないな・・どうしよっか?・・」と呟くのだ。

俺は見かねて、「管理会社に連絡したらどうですか?」とアドバイスする。
「そっ?そうだね、え~と・・・あった、ここへ電話しよう・・」
アイホーンで連絡してたが、「そうですか・・・台の原2丁目XXX・・」

「大家さんの家にマスターキーがあるから、そこに取りに行かないと・・・」
そのから台の原まで往復するとなると1時間以上はかかる。
夕方で車が混み合うと1時間半くらいになる恐れがある。

「待っててもらいたいです」と言われても、俺も次の約束がある。
「それはできないから・・今日は帰りますよ」
「それじゃ、明日、明日来て欲しいです、お願いします」

翌日の時間は俺の予定を考慮して組んだ。
俺は早めに到着してトラックで待機してたら、彼も約束よりも早い時間に来てくれた。
確かに部屋にはゴミが一袋と俺が買い取る物しかなくて、すっかり片付けは終わっている。

そうしないと彼は片付けが終えられずって具合なのだ。
彼は部屋の廊下にタオルを敷いていて、それで靴底を拭う。
そして、そのまんま靴を履いた状態でフローリングに上がり込むのだ。

やっぱりな、外国人だとこんなことは気にしないらしい。
でもね、稀に日本人でも靴のままで平気で部屋に上がることがある。
でも、この類の日本人は物凄くダラシないって言える。