リサイクル親父の日記

第699話 「変わった物ばかりだねぇ~」と管理人さんが・・・

2013/04/21

宮城県仙台市と石巻市でリサイクルショップをやってます。
買取現場やお店では何かしら面白いことがあって、その出来事をアップしたいと思います。
仙台市青葉区晩翠通り付近は国分町も近くて、その辺一帯は大変な繁華街である。

その一角の高層マンションのてっぺんの方だから、値段も高いだろうが最高の立地は疑いようがない。
上層部は各階が2戸だけ、総戸数があんまり多くないのでエレベーターが専用の感じがしないでもない。
しかし、土地が高いから仕方がないのだろうが、駐車区画が狭くて大変合理的にできてるし、その割にエントランスはゆったりしてる。

このマンションが高額なのは察しがつくし、3LDKの間取りであり、それにオプションだろうが大変な内装工事をかけていた。
床は段差なくバリアーフリー、ダイニングも風呂も、寝室も、リビングも全てが凝った造り。
壁にも抽象画が何点もかかっているし、部屋のアチコチニオブジェがこれでもかという風に配置されてる。

ステンドグラスの行燈、鋼製透かし模様行燈、首がビローンと長く伸びた外国製スタンドライト、李朝花台、真っ黒くなった文机、綱網椅子・テーブル、など・・・
それに石の仏頭なのである、石だから物凄く重かった。

どれもこれも一風変わった物ばかり、エレベーターに当てないように少しだけ積んで、運んでた。
管理人室の前を数回通ってたから、人の良さそうなお爺さんの管理人さんが声をかけてくる。
「・・それにしても・・・変わった物ばかりだねぇ~~あの人はそんな風に見えなかったがなぁ~」

物は見ようで変わるし、1点ずつをみれば変わった物に違いはない。
それらが彼女の部屋に配置されてると、とってもハイセンスであり、異空間を感じるし、ちょうど良くッチングする。
最初に見積に行った時には、部屋の造りに感心したし、オブジェの面白さにも嬉しくなってしまった。

検品に夢中になってたが、その時に天敵の室内犬2匹が俺に向かって吠えてきた時は「死ぬかと」思ったんだ。
犬には本当に弱くて、高所恐怖で感じるビビりに似てて・・心臓が縮んでしまう。
それでも久しぶりに良品で変わった珍しい物を買取できたのだから、俺の納得しなきゃならない。