リサイクル親父の日記

第673話 相乗効果が消滅??

2013/05/15

宮城県仙台市と石巻市でリサイクルショップをやってます。
買取現場やお店では何かしら面白いことがあって、その出来事をアップしたいと思います。
店は国道4号バイパス沿いの大きな敷地の一角にある。

ロードサイドにはバイクショップやセブンイレブン、大衆食堂、中古車販売店、焼き肉屋、などが面してる。
俺の店はかれらの店の間の側道を入って、敷地の真ん中辺かな、そして、向かいあってラーメン屋さんがあった。
あろうことかラーメン屋さんが4月末に閉めてしまった。

昼飯時にバラつきはあってもラーメン屋さんにはお客さんがきてた。
その一部や常連さん達の幾人かが、ついでに俺も店にも顔を出してた。
爪楊枝を歯に当てながら店内を見て歩くとか、ラーメン後だとハッキリ分かる人も相当いたんだ。

ラーメン屋さんから流れで来てた人は完全消滅してしまったわけだ。
俺の店に来たついでにラーメンを食ったという話は聞かないから、一方通行の効果だったのだろうが・・・
5月から客数が激減してる事実は大きな不安を惹起してしまった。

この4号線界隈のリサイクルショップ地図を考えると、俺の店が最小で目立たない、いやバイパスからは見えない。
一部の常連さんに支えられてる感じがしないでもない。
数年前頃からラーメン屋さんからのお客さんを差し引いて客観的に分析すると、分かってはいたが認めたくもなかった。

先日、4号バイパスを30分ほど上った岩沼市で俺と同程度のリサイクルショップが閉めたばかり。
リサイクルショップを起業した時からの知合いが言ってたが、ネットで儲けが出なくなったから店舗を出そうと思ってるって。
彼は他県なので、ライバルの少ない場所がイイよとアドバイスしてしまった。

10年ひと昔。
創業時にはこんな競争を想像してなかった。
しかし業界的には繁栄してて、競争はさらに激烈化するんだろう。

どの業界を見ても競争は激しく、淘汰が続く。
俺は潰れない店、負けない経営を最初から目指してる。
でも創業から数年間は業績が向上して多店舗展開もしたが、その後は停滞、縮小撤退と下り坂だった。

資金繰りのために泥棒してた野郎がいる、俺も莫大な被害を受けたっけ。
家業継いだが倒産前に廃業して他人に迷惑を一切かけなかった蒲鉾店の友人もいた。
寸借詐欺を繰り返して消えてしまった男もいた。

30代で独立して知合った連中の末路ではあるが、別の連中は発展して繁盛してる。
イイ方も悪い方も知合いだから実感が物凄くある。
だから、空いたラーメン屋さんの場所に早くテナントさんが入って欲しい。