リサイクル親父の日記

第690話 いろんな起業???

2013/09/30

ある組織のトップの息子さん、彼はその組織のナンバー2である。
ヤバイ組織ではない、反対に人々から尊敬される立場なのだ。
一生喰って生きて行くには心配が全くない立場に思える。

思いのたけを何にも考えずにありのままを説明してくれる。
わざわざトップである父親の悪口を言いに俺の所まで来る始末。
ある日、フリーペーパーを発行する、ついては茶道具要るのでと買いに来た。

急須セット、コップなど5~60点だった。
気になった俺は聞いてみた、「フリーペーパー???簡単にできるの???」
「楽勝っす、少し独りで儲けないとね」と自信満々だった。

あれから1年以上経った今日、久しぶりに来たが、廃棄にしかならない状態の家電3点を軽トラに積んできた。
「買取って、錆びてるし、型が古過ぎ、無理だよ」断るしかない。
「ところで、あれ・・・フリ―ペーパはどうですか?順調ですか?」と聞いたら、

「あ~ぁ、あれ!?とっくに止めたよ、やってないし」と返事、俺は呆れるしかないが、少し羨ましくも感じた。
金も有りやりたいことをやれる、責任も一切なくて、失敗しても困りもしない。
何度もトライして失敗ばかり、所詮ボンボンの気楽さであり・・・・羨ましくないな、訂正。

もう1人知ってるが、40代後半の女性、母親がお客さんです。
母親は同年代の友達と二人でよく店に来て、食器や家具を買ってくれる。
3.11大震災で娘さんの職場が被災して失業。

母娘の二人の生活なのだが、娘の歳を考えると再就職しても知れてるしと思って、一年発起(?)を娘がしてしまった。
あろうことかマンション5階で飲食関係の店を大金かけてやってしまう。
そろそろ半年になるが、風の便りだと、サッパリで閑古鳥だらけ・・・

母親の貯金は底をついてるし、震災融資資金も返済が始まるので、ますます資金繰りがぁ~~~
駐車場も無く、マンション5階で・・・何を血迷ってたのかと思う。
知合いが堕ちて行くってのは心が痛む、でもどうしようもないし・・・

上記2件とも、起業を舐めてますよね。
もっともっと事業を真剣に検討しないとならない。
そんなアドバイスをしたかったね、でもね、昔の俺の起業も似たり寄ったりって思いだしもするが。