リサイクル親父の日記

第694話 常識が無いのはしょうがないの・・・

2013/10/06

仙台と石巻でリサイクルショップをやってます。
毎日のニュースにとんでもないことが増えてるような気がしてる。
ニュースで見たり聞いたりして知ることは、まぁ他人事として済むけれど、俺が実際体験しちゃうとウンザリだ。

買取依頼は大抵が電話であり、その会話で内容と物を想像する。
出張するかどうかは、内容次第で決めるし、1点でも価値があれば受けるし、何点もあっても受けれないってこともある。
経済活動は利益が見込めるかが重要だから、この電話での判断はバカにできない。

物について質問する、あやふやな返事には更に突っ込むが、多少しつこく思われることもあるかも知れない。
そこを怠ってしまうと、現場で大ショックを受ける時もある。
ただ普通に一般的な質問だけどなぁ~、「いつごろ買いましたか?」「キズはありませんか?」程度何だよね。

しかし、その質問に答えたがらないとかぶっきら棒だったりとか、こっちではどうしようもない場合がある。
そんな時は、やんわり断るのがベストだが、それを許さない場合もあるから、難儀である。
断ろうと腰を引いた言葉を発してるのに理解できない・・・

その結果、出張せざるを得ないってことになる。
部屋のチャイムを鳴らしても反応しない、ドンドンとノックをしても同じ。
ケータイをするが出ない、何十回待っても出ない。

約束時間は過ぎてるが更に2~3分待ってみる、しかし、待てど暮らせど、ケータイも無駄なのだ。
俺は次の予定をずらさないギリギリまで待ってたが諦めて移動する。
2件目を見積し終えて車に乗った頃ケータイが鳴る。

「電話・・もらったすけど・・なんですか?」
彼は今眠りから覚めたような声で言う。
事情を話すと、「アッ、そっすかね・・・それで、見積は幾らですかね?」

カッチーンと俺は自分が切れるのが分かった。
「あんたね、部屋に入ってないんだよ、寝ぼけたこと言うなよ!」
稀だけどこんな出張査定もある。