リサイクル親父の日記

第713話 そこまでやるんだ、凄過ぎぃ~~~

2013/11/09

仙台市太白区で4号バイパス沿いとなれば立地は申し分ないと感じる。
そこまではイイのだが、バイパスから左折して敷地に入って数十メートル中に入る。
道路沿いには建物があるか、少し中に入った位置では分かりづらいという欠点がある。

バイパスに林立する大きな看板が邪魔して、独自の看板を目立たせるのも至難となる。
だから知る人ぞ知るって感覚の店にならざるを得ない、これが俺の店の特性だろうか。
大きな経費もかけられず、最小コストで運営してるってこと。

ドンドン攻める展開は初めからやってない。
なるがままに任せるわけじゃないが、攻め方がイケイケバンバンではなくて、ジックリおっとり向かう姿勢。
このリサイクルショップという商売を俺なりに考えた上での戦術。

売ることよりも商品を集めることが難しくて、卵が先か鶏が先かじゃなくて、商品集めが先だという現実。
イイ立地で目立てばきっと集め易いのだが、家賃が高いという難点もある。
だから創業時の俺はランニングコストが安いことを最優先したから、ベストじゃなくてベターで組み立てていた。

競争激化の中でも慌てずじっくりやってきてるが、何とか生き延びてるだけである。
ところが、向かいのラーメン屋さんが新規出店工事に取り掛かったので、毎日工事進捗が目に入ると・・・
先ず既設設備を解体しだして、ある程度はやるんだろうけど・・一向に解体工事が終わらない。

テーブル、椅子の搬出、仕切り取り外し、壁のボード外し、外の植え込み撤去、など・・・
まあこれくらいはやるでしょう、何せフランチャイズでやるんだから。
エッ、そんなに~~

あろうことか天井板を全部撤去したよ、厨房器具全部も~、小上がり席も、・・・
そんな状態でしょ、外装もバンバン取り外すのよ、看板用ライトも、どこまでやるんだろう。
今朝、その建物に行ってガラス窓越しに覗いたら・・・

仕切り壁皆無、トイレまで無くなっていた、それで純粋なワンフロアーだった。
透ける・・透けるとん・・・スケルトン過ぎて、恥ずかしくなっちゃった。
フランチャイズって店作りに凄くこだわるんだね。 

そりゃそうよだよね、本部のコンセプトもイメージも損なう訳にはいかないから。
金はかけないとちゃんとした店はできないから、大変だよね。
俺のような考えではフランチャイズになれないよ。

リサイクルショップを立ち上げる時に調べたら、XX倉庫ってのがあった。
フランチャイズでのフィーを知った時、金額の大きさがあり得ないって思った。
XX倉庫の店は何がノウハウか理解できない状態で、実はノウハウは無いに等しそうだった。

このラーメン屋さん、イニシャルコストが莫大ってことになる。
一体何杯売れば合うのか????
俺はスケルトンを眺めながら気が遠くなっていく。