リサイクル親父の日記

第717話 測り間違い、3cmなんだけど~~~

2013/11/18

仙台市太白区八木山地区って、俺は苦手な場所が多くって、酷いめにあうこともある。
急勾配を開発したのだろう、道路は狭く蛇行が多く、それに急な坂多い。
区画整理されてはいるが、かなり前なので道路幅が狭い所が多いときてる。

今でこそ俺も住所を聞くと想像できるから、注意しないといけないとか、安請負できないとか判断できる。
電話でトラックはどうかを一応尋ねることにしてる。
電話を終えてから地図を見たり、グーグルアースで写真的な確認をする。

もしトラックで行けない場所であれば、軽トラ手配可否、又は乗用車で対応するとか二の案検討する。
その検討にしても経済効果、費用対効果を考えているが、これはしょうがない。
その場所は坂ではあるがトラックを路駐できるので取り組に問題はない。

しかし最大の問題は別にあった。
真新しい新築2階建なのだ。
数日前に引越してきてる感じがプンプンするし、あの新築の家の匂いが芳しいのだ。

「1階の本箱は問題ないんですが、2階の本棚は運ぶのにリスクが大きくて手に負えませんので・・・」
階段は80cm幅くらいで踊り場はなく、螺旋ステップ場で180°Uターンして2階に上がるのだ。
この空間を幅90cm高さ1m80cmの本棚を壁に傷つけずに運び出すって、物凄く大変な作業なのです。

「ガラス扉と中のスライド棚を外すが、なにせ本体が・・・人でだけじゃなくて養生も・・・すいませんが、やっぱり無理なんで」俺は本心で説明して理解を求めた。
すると夫婦は相談しつつ、「それじゃ・・引越し屋さんに降ろしてもらえるように頼みますので・・・」

「えぇ、それでしたら外の駐車場に出してもらって、その場での買取は可能ですね」
そんな見積だった。
そして教買取に来てた。

引越し業者が3人でテキパキと分解してガラス扉、棚板を段ボール箱に入れて、中スライド棚と順番に降ろしてきた。
俺はそれらをトラックに並べる。
作業が終わり支払いを奥さんにする。

「どうして立派な本棚なのに、引越したばかりで・・要らなくなったんですか?」
「わたしも主人も大雑把でして・・・図面で確認した時は置けるって、ところが3cm測り間違ってて・・・」
「我慢するとかって・・できなかったとか配置がおかしくなるとか・・・」

「まぁ、そういうことですかねぇ~~」
小さな子供がお姉ちゃんとボク2人、4人家族。
駐車場脇に木造倉庫ができてて、旦那さんはペンキ塗りしてる。

ボクはお父さんにちょっかいだして喜んでる。
ほのぼの一家に思えるし、3cmなんて気にしない暖かさがある。