リサイクル親父の日記

第733話 とっても邪魔なんだょ~~

2013/12/20

リサイクルショップとして色んな現場に出張買取に出る。
最近の買取で似たようなことがあったのでアップしたい。
10日前頃に2LDKアパート2階に行った。

2~3人掛けソファーはどうしてもドアーから出せない、こんな時は足を取り外すしかない。 
座面の奥行き(前後幅)が長い(深い)ため、或は、背もたれがハイバック(高い)ために、ドアー幅いっぱいなのだ。
だから、足を外すことで5cmとか10cm薄くできる、その縮みが物凄い効果なのである。

ところが各メーカー独自の取り付けのため、外し方に違いがある、当たり前ではあるが・・・
足をグルグル反時計回しで緩めて外れるのが多いのだが、今回は全く違う。
10cm各木製足は中心部が10~15mm径で凹んでる、底に丸ネジ(ボルト)がハマってる。

4~5cm窪んだ中間部にネジ山が見えてる、それが六角レンチの凹み、これってあんまり好きじゃないが、結構六角式があるもんなんだ。
トラックには工具箱を備えてるし、六角レンチも大小一揃いリングに括られて入れてある。
ところが、本当に驚いて呆れたけど・・・大きい六角レンチじゃないとスカスカに緩くてボルトが回らない。

「足が外れなくて・・運べませんが・・・」と俺は彼に言うと、
「そりゃ困ります・・・工具をちょ、ちょっと探しますので・・」彼はそこらじゅうの引き出しを探しまくった。
そして見つかった六角レンチのでかいのなんのって、みんなに見てもらいたいくらいだった。

どうしてこれほど太いボルトが必要なのか疑問だったし、巨大六角にする意味が分かんなかった。
ところが、今日のは真逆のソファーなのだ。
面倒臭がりの俺は、とりあえず足付き状態でドアー有りで運んでみたが・・・

やっぱりドアーをかわせないし、背もたれを考慮すると最初に足を外して、ドアーも外す必要がありそうだ。
目が効かない俺は足をグルグルやったが、直ぐに空回り(連れまわり状態)だと気付く。
凹んで暗いボルトの山に六角の窪みがあった、まぁ~普通サイズなので安心した。

L字型のレンチは長い方を突っ込んで回すのだが、突っ込むと可動部がほんのちょっとしか残らない。
だもんだから・・・回し難いの至極、奥が見えないから全くやり難いったらありゃしない。
両手の親指と人差し指で支えながら緩めてるけど~~~指の力が入らなくなる、脱力状態。

回しつつ休みながら、少し・・・1本の足を外すのに4~5分かかった感じだ。
こんな設計するやつの顔が見たいと怒りがこみあげてきてる。
組立家具でも感じるが、外すとか移動するとかを無視して、単にコストと見栄えだけで製造してるメーカーがある。

その状態で再度運んでみるが、どうしてもドアーを越せなくて、ドアーも外す決断をする。
ドアーの取っ手がね、とっても邪魔なんだね。
ドアーは持ち上げれば簡単にヒンジが抜けるタイプなのだ。

これは便利、ドアー側のピンホールが上に上がって、建物側のピンからスッポリ抜ける。
実に楽ちんではあるが、元に戻すのが結構難しい。
上部と下部のピンとピンホールがピタリと合わないと収まらない。

1人でドアーを持ちながら上下2箇所のピンとホールを・・・本当に難しくって、何度かやらないと嵌らない。
2人だと少しは楽だがね。
どちらかのピンをちょっと長くしておけば、それをひっかければ、残り1ヵ所はスムーズに入るんじゃないかと素人は考える。