リサイクル親父の日記

第745話 狭くってぇ~~

2014/01/23

ナビに導かれて狭い道を暫く進む、すると曲がり角がブロック塀で見づらい。
だから最徐行してるのだが、そのブロック塀の陰から自転車が勢いよく向かってくる。
心臓が飛び出しそうになったが、自転車はギュッと急ハンドルを切って俺の車の脇をすり抜けた。

その角を右折して直進道路に出たが、これもやたら狭いので辟易する。
片側に民家が連なり、反対側には古びたアパートが何棟か並ぶが、乗用車1台がやっと通れるって感じ。
進んで行くと植え込みが茂ってて真ん中に茶色いレンガ模様の門扉があって、BMWが止まってる。

その家だけが広い敷地に大きく白亜の2階建だから、直ぐに分かった。
しかし駐車場にはステン丸棒状の透しシャッターが降りてるので、俺は兎に角前進する。
小道は又しても別のブロック塀で遮らてるから、恐る恐る対向車が来ないのを祈りつつ・・・

その奥まった山側にも数棟古アパートがあって、ちょうど上手い具合に空き地があった。
無断違法駐車だが少々止めさてもらうしかない。
それで白亜の家に見積に行った。

おばちゃんが近いうちに引越し予定なので、見積してって言ってる。
ダークブラウンのチェスト類、食器棚など10点ほどなのだが、新築時に揃えたらしく30年は経っている。
それらは大きな痛みは見られず商品にはできそうだったから話はまとまった。

問題は2トン車は無理だから別な小振りトラックをチャーターして、更に駐車場所の確保となる。
「向かいの家は誰も住んでなくて空き家なの、だからチェーン外してそこに止めたらイイわよ、大丈夫よ」
少し凹んだ駐車スペースがあったが、断りなしに止めてもイイのかと疑問もある。

「イイわよ、大丈夫だから」とおばちゃんは強引に言うのだ。
しかし自分のBMWを移動するという方法もあるんだけどな・・・ガメツイ強欲な彼女はいつも自分勝手に振る舞ってるのも知れない。
買取の日に順調に運び出しと積み込みができるように祈るしかない。

それはそれとして、部屋の壁という壁や廊下の壁、階段の壁に何枚もの油絵が無数に飾られてるのだった。
壁一面とは言わないが、一般的な飾り方の数倍以上は飾られてる。
「油絵が物凄い数ですね、絵が本当に好きなんですね」と俺は感嘆してしまう。

「違うの、母が、素人絵なのよ・・2階の部屋にたくさんあるわ・・・処分に困ってたの・・持って行ってくれるかしら」
画室なんだろうか、倉庫的な部屋に何十枚も並んで立て掛けられてある。
家具の見積をした時、仏壇の前に新しい遺影があったし、彼女のお母さんらしかった。