2014/02/13
先日、ある事業計画書が手に入った。
その計画がゴ―になっててこれから実地されるそうだ。
俺はチョッピリ羨ましさも湧くが、それ以上に計画書自体に興味と関心が湧いてしまう。
若かりし頃、初めて事業計画書を作る羽目になった時の戸惑いや期待に高揚感を思い出す。
サラリーマンをやってたから、お客さんに提出する見積書は作り慣れてた。
それは営業マンとしての過去の積み重ねの延長だったから、資料も揃ってるから微調整程度で済んだ。
ところが、ある日、全くやったことがない事の事業計画を手掛けることになった。
当時、会社に対して遊休地の活用を促したら、上司は事業計画を持って来いと言う。
後に引くのも嫌だが、俺の願望の具現化ができる可能性が少しはあったから何とかしたいと強く思った。
見よう見まねかぁ~、色々と考えたし、調査をしたし、数週間はあっという間に過ぎたっけ。
突き詰めると、会社がどうするかもあるが、それだけじゃなくて、世の中に受け入れられるかがポイントだと気づいた。
その場合、俺がそれを必要としてるか、欲してるか、楽しいか、役立つのか、そんなことを想像するに至ってた。
次に開業資金は幾らかかるかの試算なのだが、やったことがないと想像もつかないってのが一般的かな・・・
そこからどう組み立てるかだったが、設備の価格や工事費の見積、意外にここは調べていくと想像し易い。
やっと全体像が見えてきた頃、あんまり儲からないってことが分かった。
ニーズ(需要)から売上推定を行うが、結局というか結論は、「分からない」となってしまう。
だとすると、知らないことに取り組む場合はどうすりゃイイのかって問題になる。
俺は、そこで自分自身がどうか、やりたいのか、リスクを恐れないか、負えるか、熱意があるかなどを熟考し続けた。
非常に懐かしい思い出だし、起業の原点になってるし、あれ以降から深く考えるようになってる。
後に脱サラして起業した時、どうしても運転資金の借入をしなくちゃならなくなり、資金繰り表を作った。
これって銀行に対しての説明なのだが、つじつま合わせを繕う、形ばかりの書類なのだ。
今、思うとどっちも俺には重要なことだった。
対外的な書類と本音の事業計画を俺なりに理解した。
だからリサイクルショップをやるに際しては、即断即決できたのだろう。
借入なしで、勘で成否を判断して・・・失敗しても再起できる余力を残して取り組んだっけ。
だけど、前述の事業計画書を読んで、俺もデッカイ計画をやってみたいなって・・・