2014/02/22
１週間前の雪の時、幹線道路はなんとか走行できたが、脇の道は深い雪で危険極まりない。
予約のお客さんは理解してくれてし、そして延期してもらった。
１週間経てば雪もなくなるだろうと根拠無く想像したのとお客さんの都合とで調整したのだ。
仙台って意外に坂が多くて、中心部は平地なのだが三方は丘だったり山だったりしてる。
だから住宅地はアイスバーンだったりすると車は難渋する。
雪の降り初めや凍結の朝は必ずと言ってイイ程、事故ってる車を見かける。
虹が丘という地名は夢があってイイとは思うが、今日は凄くこわかったんだ。
幹線から山側の道に入って行くと、道の両端にはコンモリと雪が積ってる。
少しなだらかな坂道、すると少し先で雪をスコップでかきだしてるお爺さんが見えた。
最徐行して通過して山側にハンドルを切ると、急勾配になってきた。
それに雪の量が多く残っててトラックが通るのが精一杯の幅しかない。
もし、対向車が来たらどうしよう、この坂をトラックでバックするなんて、俺には出来そうもない。
心急いて登ったら、少し平らな丘になって、ところが残雪が多くなるばかり、それが凍ってるから・・・
残雪も大きく道路にはみ出てる場所がランダムにコブのようにある訳。
その狭い場所をクネクネっと蛇行してトラックはまるでモーグル状態。
Ｔ字路を入ってアパートがあるのだが、普段はトラックも曲がれるはず。
ところが雪がかなり残ってるし堅いために、道路の幅が相当狭いが、バックで角を曲がる。
何度もトライしたが、雪に乗って、アイスバーンでもあり曲がれない。
仕方なくトラックを路駐しておく、そして早足でアパートへ向かった。
「トラックを入れたらイイですよ」って彼は言うけれど・・・
２人でローボードを滑りながら運んで、何処でＵターンしようかと考えた。
「申し訳ないんだけど、バックしたいから・・・あの辺まで後ろに誘導して欲しんですが・・」
彼は、「えぇ、分かりました」と快諾する。
この間に車は来なかったというよりも、トラックを見つけると、多分、そこら辺で曲がってたと思う。
数台が俺のトラックに近寄らず避けてた筈、それは大正解だよね。
後進して斜め十字路で何度も切り替えして、やっとターンできた。
「ありがとうございました、助かりました」、「気を付けて行ってください」
こんな優しい思いやりのある会話を交わせたことが嬉しい。