リサイクル親父の日記

第771話 サカイさんに隠れるしかぁ~~

2014/02/24

「買取してもらえますか~」とか「来てもらえますか?」と問い合わせが多くなってる。
物が商品にならない場合もあるが、どうも来てもらえる業者が見つからなくて困ってるらしい。
俺の店には、落ちこぼれたお客さんからの問い合わせが圧倒的多数って気がする。

電話が多くなるのは季節的な繁忙期なので例年通り。
しかし、依頼内容が相当低下してしまってるし、誰も何処も買取しない物だったりが増えてる。
彼からは更に、「できれば急ぐんですが・・・明日か明後日とか・・じゃないと引越し日が決まってるし・・・」と条件が付けられてる。

「その日の時間帯は・・・今日、これからとかはどうなんですか」と俺は提案した。
「エッ、今からって、ホント、イイんすか、じゃお願いします」感激の涙声がした。
仙台市青葉区八幡、この地区も国道以外は細くて狭くて古い道だが、国道48号線沿い賃貸マンションは行くのは問題なし。

但し、来客駐車場があるどうか心配で聞いたら、「多分、大丈夫ですよ」って彼は言った。
まだまだかき出した雪が歩道に残るし、マンションには駐車できるスペースはなくなってた。
まさか他人のスペースを占領することはできないし、苦情が出ると大変なことになる。

国道沿いに引越し屋さんのトラックが2台、縦列駐車してあった。
その前方に出ると、上手い具合にガードレールの場所だから、何処にも迷惑がかからない。
片側2車線だから通行には問題がなさそうだし、交通監視員もここまでは来ないだろうと希望的観測をする。

マンションの玄関もエレベーターも養生されてるから、引越し屋さんがこのマンションに来てるということ。
俺は9階に上る、途中の4階でエレベーターのガラス窓から養生してる部屋が見えたのだ。
彼の部屋は非常に珍しい造りで、玄関から左脇に階段があった。

一階部には、居間、キッチンがあって、階段を登った2階に洗面所、寝室という具合。
内部階段がある構造は時々出くわすが、1DK程の小ささでは珍しいと思えた。
「何処に電話しても・・忙しんですよね、だから凄く助かりました、持ち帰ってもしょうがないし」

新品が安いし、運賃はそれなりにかかるから、処分した方がイイということだ。