リサイクル親父の日記

第777話 ドタキャンにもほどがあるってば~~

2014/03/03

昨日夕方に近い午後に電話があって買取をすることになった。
「新品なんですが・・・ダイニングセットを買取して欲しいんですが・・・」
俺は、「新品ですか、梱包されてるんですか、使ってないんですかね?」と問いただす。

「・・ウ~ン、2週間前に買ったばかりで使ってないの、並べてて、置いてたまんまで・・・」
高く売りたい心理が無意識的に働くのだろうが、大概の人は「新品」と表現する。
しかし、家具を配置して数日間とか数週間使えば、それは新品とは言わないだろうと思う。

買ったばかりでほとんど使ってない状態、それくらいの表現でしょうに、どうしても「新品」って言い張る。
「ところで買ったばかりの物を使わないんですか、要らないんですか?」と俺は理由を問う。
これも常套句なのだが、あまり上等な場合は、売り払うことが話としておかしいし、理由がとっても大切。

「・・置いたんだけど・・ちょっと・・・ベンチ椅子と1人掛け2脚で、天板が伸ばせて・・」
説明があやふやなので気になる、後で心変わりされるのも困る。
「もったいないんじゃないですか、使った方がイイんじゃないんですか」

俺は老婆心で売ることよりも使うことをすすめた。
それはもう一つの意味が込められてる。
売る決心を確認することと、彼女が自らの責任を負うことを意識させるのだ。

「でも~~あの~~幾らになりますか?・・・新品で5万円くらいだったんです」
査定金額がとっても心配で早く知りたいという。
「・・そうですね~~XXXXX円で買い取れると思います」

「分かりました、お願いします、できれば今日は来てもらえますか・・・明日朝とかでもイイんですが・・」
住所が泉区泉中央なので、店から普通で1時間以上、これからだと車が混んでいて1時間半以上かかる可能性もある。
「今日は無理なので、明日朝に行きます」

「子供会の用事があるので・・・8時半過ぎに来て下さい」
翌朝、日曜日の朝にその県営住宅に行った。
エレベーターに乗ろうと歩いて行く、ウヨウヨと大人に子供が作業してる。

子供会の古紙回収なのか、お母さんと子供たちが賑やかに運び出し中だ。
部屋に着いてチャイムを押すが反応がない、もう一度、でも反応がない。
次はドンドンドンと強めにドアーをノックした。

すると半開きした間から彼女は顔を覗かせて言った。
「あの~~やっぱり・・使うことにしましたので・・」
言葉を失った、彼女の顔をマジで睨んじゃったよ。