リサイクル親父の日記

第783話 高過ぎるぅ~~

2014/03/13

リサイクルショップなので出張買取は何処まででも行くけど・・・
勿論、理屈上でのことだし、現実的には費用対効果を考える。
例えば、1品、或は、1点でも行くが、それが儲かるかどうかが基準になってる。

1点だったからとお断りすると、お客さんからはキツイお叱りを受ける場合もある。
それと、点数が多くても買取や引取ができない場合もあり、同様にお叱りを頂いたりする。
ボランティアじゃないし、これで食わないといけないから、やはり儲かるかどうかが判断なのだ。

俺も好き嫌いがない訳じゃない、むしろプライベートでは嫌いなことは絶対しない、やらない方針だ。
でも仕事ではそんなことを言ってられないし、プライオリティーは儲け(金)になってしまう。
少々嫌いな場合でも儲けが見込めれば、それはトライもするし、稼ぎたいとも思う。

超高層マンションは以前2~3回行ったことがあったし、買取も経験してる。
立派で新しいから、リサイクルで出る品物も住人に比例するようにイイ物が多い。
やはり金持ちのリサイクル品はイイという法則(?)ですよね。

その電話は年配の女性だが、落ち着いて優しげな口調で事情も申し分ない。
第一印象では品物はイイはずで、それに彼女からの依頼は受けたいと思ってしまう。
仕事を一緒にしたい人、売りたい人、買いたい人、取引をしたい人ってことを感じる場合がある。

それくらい感じが良かった、だから、住所を聞いた時も納得できた。
30階は高いのだ、一部ガラス張りのエレベーターからの眺望は最高らしい・・・
初めての時、俺は自分が高所恐怖症になってることを忘れてたから・・・

グ~ンと垂直に登るエレベーター内で足が震えて、ビビったのを思い出した。
できれば高層階は行きたくないし・・・でもイイ物があるはずだし・・・
優しい彼女からは買取したい気分が勝っただけだ。

そこには荷物とペット専用エレベーターも備わってた。
だから、それに乗れば、ガラス窓は付いてないから安心なのだ、これは名案。
エントランスには管理人のようなガードマン室がある。

玄関を入った所にカウンターがあってコンシェルジェが待機してる、時間帯で2人になってるんだ。
このマンションの管理費は幾らかかるんだろうと想像するだけで恐ろしい。
いろんな面で高過ぎるんだろうが、俺にはもったいなくて住めない。