リサイクル親父の日記

第792話 待ち人が2人も来て~~~

2014/03/23

このリサイクルショップという商売も競争がし烈な状態。
特に俺の店は大型店やチェーン店に囲まれてて、孤立無援の状況。
一般買取はそれらに持っていかれてるから、近隣からは非常に少なくなってしまってる。

どうしても出張買取を上手くこなさないと物が集まり難い。
だから、兎に角、話があれば出っ張る訳で、案外慣れると出っ張りも悪くない。
単に出っ張る訳じゃなくて、物の状態をある程度細かく聞いて判断する。

すると、聞いたことに対して答えないとか別なことを答えるとかする人も多い。
それが高圧的なおじさんだとややこしくなる。
何でも買取するんだろう、イイから見に来いや、まだ使えるよ、年式?分かんねぇよ、と不機嫌になられる。

それもこれも職業病とも思うが、たかが中古品を売るのにそんなに威張らなくてもと思う。
ゴミ同然の物を買わせようとする魂胆が卑しいし、そんなおじさんとは関わりたくないのだ。
それに断り方で結構苦労する、引く程に強烈に追いかけ迫りくる感じだ。

仕入れはしたいが、買いたくない人から要請で困惑するのが少し悲しい。
それに一般の人からの買取は大方1回で終わるし、時々数回もあるかな程度。
何年も継続する仕入れ先はとっても貴重な存在であり、それはプロじゃないとあり得ない。

業務上定期的に余る物がないと続かない。
俺は常々そんな仕入れ先を見つけたいと思ってるし、長い付き合いをしたいと考えてる。
稀に、それは偶然なのだが見つかることもある。

できるだけ親近感漂うように付き合うように心掛ける。
現在はほんの少しだけプロの仕入れ先があるが、物の状態が抜群だから売れ易い。
それに、新品なので売った後のトラブルが皆無。

中古品は検品はするけれど、完全動作確認はできそうでできてない場合もある。
少しだが、その場合は返金とかで対処するが、それがないのが最高にイイ。
売りきれると、その仕入れ先が来ないかと首を長くしてしまう。

午前中に1人が久しぶりに来てくれて、2点だけだが仕入れができた。
俺は満面に笑みを浮かべてたと思うが彼を暖かく迎えた。
その午後に別な仕入れ先が数点持ってきた。

俺は2人に心の底から感謝した。
いつでも大量でも受け入れますからと伝えるを忘れなかった。