リサイクル親父の日記

第802話 国際交流リサイクルショップかな・・・

2014/04/03

仙台は大都市だから、外国人も多い。
店にも外国人が来るが、千差万別で各種それぞれの事情なんだろう。
外国人と話すのは嫌いじゃないので、身ぶり手ぶりでコミュニケーションを試みたりする。

ボーダレスって国境が気にならなくなって行ったり来たり交流が簡単になるってことでしょ。
俺も若い頃船乗りだったから、あっちこっち外国の港に行ったよ。
船を降りてからも、仕事で何回かあっちへこっちへ行ったっけ。

観光よりも仕事で行って、困難辛苦を舐めたことが記憶にハッキリ残ってるかな。
言葉が通じずに泣きたくなったりしたし、大きな商談がまとまらなくて悔し涙も流した。
逆に、商談がまとまってベリーハッピィーな気持ちも味わったね。

冬のシアトルの海に落っこちてずぶ濡れになった。
冬でもそんなに寒くは無くて、仙台で言えば春先くらいだから今頃だね。
急いでホテルに着替えしに帰った。

エレベーターを待ってたら、白人両夫婦が降りて来て、俺を見て驚くと、
多分、「ファットへプン?」(どうしたの?)と聞いてきた。
俺は、「スイーミング」と返すと、2人は最上級の微笑みをみせた。

ちょっとアクセントが違ってるから彼女が外国人だと思えた。
「4年前の机、ガスコンロなどです、綺麗ですよ」
留学生が買い揃えたのであれば、それが4年前であれば問題ないと思った。

ところが、それらは4年ではあり得ない程の劣化と汚れがあるのだ。
「4年前に知合いからもらったのよ、綺麗でしょ」
国を聞くと、タイだと言う。

しかし、ガスコンロは10年前製で安全装置が無い、机も学習机で天板が相当変色してた。
国によって物の質やレベルが違うのだろうが、ある意味で日本は無駄が多い。
過剰サービスと過剰機能、使い捨て過ぎ消費は勿体ないと思う。

こっちの彼女は凄い酒豪だと思った。
1K部屋の壁際にウイスキー瓶が7分目で残ってて、焼酎瓶が数本同様に転がってるのだ。
「今度帰ったら、お母さんに怒られるから、あんまり飲めないね」

「イイよ、靴で入ってよ」と彼女は俺らを招じ入れた。
土足で出入りしてるから、床は汚れてて散らかってる。
靴じゃないと危ないから、指示に従って土足で上がった。

「2年前よ」家電も小型家具も、でも、汚れと傷みが少し酷いのだった。
これが彼女の生活スタイルだから分からない訳でもない。
「わたし・・中国の北の方よ、ハルピンっていうの、知ってる?」

外国人は最後に伝える言葉があるんだ。
「シーユーアゲイン、グッドラック」