リサイクル親父の日記

第811話 知らなかった名店・・・

2014/04/21

俺が知ってることなんて知れてる。
考えて見ると、知ってるようで知らにことがたくさんあるんだね。
仙台に出店して早15年経つんだよ、仙台のこと、もう少し知っててもイイ筈なのに・・・

その知らなかったことが、俺の大好きな食べ物のことで、それも餅だったなんて・・・
そんな自分が恥ずかしいやら、情けないやら、自分で大反省してますって感じ。
青葉区北目町通りのビル7階からの事務機買取だった。

交通量が多いくて、午後1時からだったが、路駐するしかない。
そのビルの駐車場にはトラックだから入れない、でも、駐車場のおじさんは親切にしてくれた。
ギリギリ駐車場入り口付近まで寄せれたし、歩道からトラックにストレートで積み込み作業ができる。

歩道に植え込みがあったり、ビルへの駐車場では入口、或はコンビニ前とか、実は適所は意外に少ない場合がある。
おじさんはとっても協力してくれる「イイおじさん」だった。
ビルのテナントは数えると35室もあって、人と車の出入りも激しい。

俺は歩道で待機して、事務機が降ろされるを待ってる状態・・・
袖引出、平机、スチール書庫などが何度も降りてくる、それを荷台に積み込んで、場合によっては重ねて・・を繰り返す。
搬出はどうしても波があって、スイスイ出てくる時とサッパリ来ない時がランダム。

そのビルの隣に古めの暖簾が垂れてて、そこにちょっとした行列ができてるじゃないか・・・
「餅」と読める暖簾、年配ご夫婦だったり、若いカップルだったり、或は女性の1人客だったりしてる。
初めに気付いた時は、ふ~ん程度にしか思わなかった。

俺の待機時間が空くほどに観察は続けられて、どうして行列ができるのか気になってしょうがない。
そこで、俺は駐車場のおじさんにガラス窓越しに訊ねた。
「昔から有名でね・・県内はもとより県外からも来てるよ・・作りたてを喰わせてくれるんだ」

「へぇ~~そうなんですか??!!」
「年配の夫婦で、それに従業員もいるけど・・・「ずんだ」が特に美味いよ」
その言葉を聞いてしまった俺は作業が終わるのを今か今かと・・・

ところが、思うように大きな事務機もあって進捗せず、1~2回俺は7階にヘルプに行った。
そうこうしてトラック荷台が満杯で作業は終わった。
時間が思ったよりもかかってしまい、終了と同時に俺は帰りを急いだ。

本当は餅を買ってしまえばよかったのだが、どうにも並んでまでは待てなかった。
帰ってからネットで検索したら、正しく名店であった。
必ずいつか買いに行くぞ、店内で食べるぞって決心した。