リサイクル親父の日記

第816話 スーパーが近くに無くて・・・

2014/05/02

仙台市青葉区の青葉通りだから、本当に街中で便利な場所、羨ましい限りだ。
そのケヤキ並木の地下鉄の新しい駅の目の前、そして完成したばかりの新築マンション。
その9階からの買取であり、管理人のおじさんとコンシェルジェの女性から入口で質問を受ける。

入口のガラス戸が左右に動いてる最中に、「何の用」と管理人さんが訝るように言う。
「荷物どれくらいあるの・・・そう、気を付けてよ」
どうして横柄に俺ら業者に接するのだろうか、こんな人に出くわすと俺も気分が悪くなっちゃうよ。

通過してエレベーターに向かうと、お決まりの二重ロックだから、又してもインターホンで部屋を呼んで開けてもらう。
外装は白ベースなので清潔感が漂う、もう一色はごげ茶なので重厚感が出てる。
ガラスが多く使われてるから、採光が申し分なく最高だと感じた。

部屋は3LDK,あの新築の匂いが俺の鼻を気持ち良くくすぐる。
床のフローリングが歩くと柔らかく感じる、微妙に沈むから、安全で防音効果も優れてるのだろう。
リビングに接する畳みの部屋に買取品が並べられてた。

「地図に載ってないですよ、いつからお住まいですか・・」
「先日、完成して入居したばかりですよ・・・」
奥さんが赤ちゃんを抱っこしてて、旦那さんが控え目に説明する。

「ここは場所は最高ですね、便利ですよね」
「いろんな面で便利ですよ・・・ただ・・スーパーが無いんですよ・・・それでダイエーまで・・・」
それにつられて奥さんも付け足す、「だからね、お米とか重い物はネットスーパーで配達してもらうの」

やはり社会が激変してる。
アマゾンとかヤフオクとか、配達を利用することが急激に増えてる。
消費者ニーズが多様化してるし、お店がいたれりつくせり素晴らしいサービスを提供してる。

俺とてネットで買うし、ネットで販売もしてる。
ほんの10年前とは全てが変わった。
これからも変わり続けて進化進歩するんだろうね、面白そうだ。