リサイクル親父の日記

第822話 分かり難いってことが続く・・・

2014/06/29

買取について問い合わせをしてくる場合がある。
「どんな物を買取するんですか?」と切り出す人は、実は内容がよろしくない。
どうしてそうなるかはよく分からないが、多分、言いにくいから先に店に言わせてから・・とか・・考えるんだろう。

俺としては、取扱内容を一から説明したら・・時間が幾らあっても足りないし、それは面倒でもある。
「・・売りたい物、出したい物を教えて下さい、その方が話が早いですよ」と促す。
彼は話し始める。

「冷蔵庫、洗濯機、食洗器、テレビにチェストやテーブル・・・」
延々と続くから俺は遮ってしまう。
「たくさんありますね、ところで何年前のものですか」

「今年買ったんです、2~3か月前、大丈夫ですか?」
「ど、どうして・・それは、故障したり、キズが大きくなければ問題ないですよ」
そんな訳で出向いたのだが、それは良品だらけで俺は内心飛びあがって喜んでしまった。

久しぶりに良品が丸ごと一式買取できた、それも数ヶ月前の・・・ルンルン。
きちんとした好青年で話もまともだし、率先して運び出し作業を手伝ってくれる。
そんな彼が新婚離婚ってかよ~~~、ちょっと切ないな・・・

帰途に一カ所別口の買取があった。
昨日夕方に電話あったのだが、とても舌足らずな彼女・・・
「冷蔵庫・・・洗濯機・・・レンジも・・・あとガスコンロとか・・・ソファーも・・」

「そうですか、年式を教えて下さい」
「・・えっ・・何??・・あ~ぁ、買ったのは・・2年、3年前かな・・・そんなとこ・・
「それでは住所を教えて下さい」

「青葉区」って後を言わない。
「青葉区の何処ですか?」
「XXX」って止まる。

だから次は次はと何度も聞き込んでいかないとならない。
それで、約束の時間に着いて、インターホンを鳴らしても応答が無い。
ケータイして、やっと・・・

部屋で物音がして・・・それから少し経って・・・
寝起きはイイとして、男と一緒だったし、2人は寝てたらしい。
寝ぼけ眼で説明するが、訳分かんない状態。

道路からそのアパート街に、細い急勾配の私道らしいのがあって両側に斜面に沿ってアパートがって・・・
2トン車じゃ絶対入れないから、徒歩で100メートルほど登って行った。
急勾配過ぎて台車が危険だと感じた。

二階から下ろして、更に急な下り道を何度も何度も行き来して、息も絶え絶えでやっと作業終了。
W杯と似て高温多湿だったので、汗が滝のように流れてたし、グッタリ。