リサイクル親父の日記

第824話 信じたくても・・・

2014/07/11

人が何を大切に思うかという価値観は科学的な知見とは関係ないからね。
存在しないものを信じることができるのはある意味、人間の特権と言えるでしょう。
勝手に想像を膨らませて思い込んでくれたりする。人間の優れた能力が逆に作用するんです。

7月5日の日経に載った「安斎育郎さんに聞く」の中の言葉の抜粋です。
俺の長年抱いてた疑問に対しての答えでは一番の正解だと感じた。
例えば、宗教のことや神のこと、超常現象についての納得できる答えが見つからなかった。

信じている人たちからアプローチされて拒否する時の不快感・・・
信者の盲目性と執拗性に呆れ果てて避けるしか方法を思いつかなかった。
だから俗に言う「政治と宗教」の話は真剣にしない方がイイと考えてた。

軽~~く流す程度、さし障りなくやんわりと接する風にしてた。
ある時期から、同じような考えや意見の場合だけに限って議論してたかな。
決定的な価値観の違いは埋まる筈が無いから、その埋まらない溝を認め合うか不問にするかしかない。

店の近くに宗教団体の本部(?)らしい建物があって、信者が大勢来てるを見かける。
大型バスや数百台の車が止まってたりするし、白装束のかれらが列をなしてると異様に感じる。
昼休みにそこの信者がついで俺の店に寄ってくる時もある。

「・・信者になるとね、信者同士で利用し合えるしさ・・こちらも儲かると思うよ・・・
・・参拝はタダでイイんだね・・・まぁ、一度来たらイイさ・・・参拝はタダ・・・」
余程俺のことを心配したんだね、儲けさせてあげたくしょうがないようだった。

儲けたい、健康になりたい、など生きてるといろいろ望みが湧くものだ。
不安も煽られれば大きくなるし、かれら信者のように満足感は俺には皆無だし・・・
カミサマって何?

俺には目に見えないものはどうしても信じられない。
思えば幼少の頃に、理科に感動したっけ。
不思議なことを解き明かしてくれるという事実。

科学的や物理的に分かりたい、そう思いながら生きてる。