リサイクル親父の日記

第836話 3X3だから9倍もしてる

2014/09/10

俺は時々何かうまい物でも喰いたいと思うことがある。
それはしかし、誰もが思うことでもあるが、まぁ、それでもってチャンス到来したんだ。
普段食ってる物もまずい物は喰ってないから、不満が無いんだ。

多少の嬉しいことがあれば、それに恰好つけて美味い物を漁るって案配だろうか。
リサイクルショップとしてのイイこと、イイ物をゲットできたり、大量に手に入るってことなのだ。
その日は売れ筋とかじゃないが、一般的に売れる物を少々多めに獲得できて倉庫に貯えたんだ。

倉庫の帰りに腹へって朝飯を食うことにした。
ちょっと観光地的要素のあるレストラン(?)、食堂って呼ぶ方が合ってるかも・・・
券売機で食券を買うと厨房のおばちゃんへ自動でオーダーが入る。

知らない俺は食券を持ってガラ~ンとしたフロアーを見渡して、おばちゃんの方に近づいてった。
そして、注文を口頭で伝えようとしたら・・・おばちゃんが白けた顔で何か言った。
「・・できたら・・呼びますから・・」、俺の注文した「仙台牛 伊達牛めしドン」(?)をハッキリ分かってたのだ。

その朝、そのレストランにお客は俺しかいない、自動オーダーは俺に決まってたのだ。
やがて、おばちゃんがアナウンスするから、ドンブリと漬物小皿とみそ汁が載ったトレーを受け取りに行った。
食券を置いてトレーと交換したが、さっきも今度もおばちゃんは目を合わさない、あっち向いてホイッって投げやり気味なのだった。

着席してトレーを置いて眺めた、ドンブリの上面が仙台牛で覆われてる????
焦げ茶色で覆われてるが、よく見ると外周部分が牛蒡のスライスが確認できる、紅ショウガもあるけど・・・
左手にドンブリ、右手に箸を持って喰い始めたら、外周の牛蒡スライスがやたらに多いんじゃない。

それに味は凄く乳臭い、牛脂がタレに大量に入ってるとしか思えない。
牛肉は単なる薄い肉、吉野家のような赤肉と脂身が混じってギュルギュルの食感なって全く無い。
肉の量は3分の一くらい、牛蒡だけが歯と脳裏に焼きついた印象。

俺の偶にプチリッチの楽しみが大なし。
イイことが悪い出来事でひっくり返ってしまった。
それにだよ、吉野家の3倍の値段ですよ。

何方か、この気持ち分かって欲しいんです。