リサイクル親父の日記

第839話 充実した忙しい朝だったよ

2014/10/19

昨日テレビのニュースで「海王丸」が石巻港中島埠頭に来てるって知った。
そして今日日曜日も係船しててセイルドリルを一般公開するって予定だった。
セイルドリルは操帆訓練、それは帆を展開する作業であり、秋の青空に白い帆が映えるはず。

「海王丸」は俺が商船学校の頃に実習船として乗ったことのある航海訓練所の機装帆船。
とは言っても、俺の海王丸は1世代前の帆船、だから現「海王丸」を目にするのは初めてってことになる。
早起きをしてひと目だけでもと感傷的気分になって、実行した。

真っ暗い時間に起きて、朝焼け空の下で三陸自動車道をすっ飛ばして工業港に着くと、大きな倉庫の屋根上空にマストが数本見えた。
青空に茶色いマストが数本、そして索(ロープ)が無数に垂れ下がってる。
岸壁に出ると白い船体があらわれて、それはそれは懐かしくあり感激が増してしまった。

車を少し離れて道路に止めて、歩いて近づく・・・船は段々大きくなって俺の視界を塞いできた。
すると後部甲板に作業服を着た学生たちが集まって来て整列しだした。
それに教官も加わって朝礼を始めてる。

昔、相当昔の俺らの時には居なかったが、現在は女性の実習生も同乗してるんだね。
情報として知ってたが、実際に帆船に女性が乗ってて訓練を受けてる様子って、俺には驚き以外の何ものでもない。
船首から船尾までをノンビリと時間をかけて見渡して、俺の知らない計器類のアンテナも随分備わってそうだった。

・・・そしてノスタルジック気分に浸りながらUターンして、冷蔵庫の買取に向かう。
若林区の旧街部で一通が多いが、日曜の早朝なので未だ車は非常に少ないから楽勝である。
階段の3階から状態のイイ冷蔵庫を下ろすが、彼女はとても爽やかで感じのイイ女性だった。

そして店に戻ると、昨日店に来てたと思しきおっさんが待ってた。
「・・なべ、いも煮会に使うから買いに来たよ・・・」って威張るが、昨日買っておけばよかったじゃないかと心で思う。
そんなこんなして少々時間が経ったから近くのスーパーに向かう。

毎回楽しみに待ってた全国駅弁祭りの日、俺の目当て「富山の鱒ずし」をゲットしに行く。
何とそこでの光景は目を疑うものだ。
長蛇の列、4~50人が並んで開店を待ってたのだ。

更に驚いたのが、ほとんどが年寄りばっかりだった。
ということは、俺も年寄りに完全になっちまってるって事実(?)