リサイクル親父の日記

第5話 難しい言葉遣い

2015/02/04

電話での会話は、人の生活環境や育ち方が表れるのもだ。
店での接客に置いても、千差万別であり十人十色、老若男女、それに外国人もある。
それを体感実感してるわけ、そこを面白いと感じるかがポイントらしい。

俺はコミュニケーションは好きな方だと自覚してる。
知らないことに興味もあり好奇心もあるから、楽天的だし能天気でもある。
接客には売らんがためのヨイッショが必要かもしれないが、俺はヨイショしないで接客してる。

それを誤解(?)されて、売る気が無い、態度が悪い、言葉遣いがなってない、と批判を多く受けてきた。
お客さんが感じる不快感は分からない訳でもない。
俺としては、不快感を与えたく接客してるんじゃないんだね。

人として互いに売る側も買う側も普通的に接してるだけなんだが、それがどうやら接客不足してて不満を抱くみたいだ。
もっと下手(したて)にへりくだって丁寧に接して欲しいらしい、例えば、高級デパートやブティックの如くに・・・
そっ、そりゃ無理ってもんで、小売経験の全くない俺が自己流で始めたリサイクルショップですから。

創業時に俺なりにやり方を考えた。
あんまり乱暴なことはいけないが、さりとてバカ丁寧なやり方はしなくてもイイんじゃないかと思った。
俺程度の一般庶民をお客さんと想定してみれば、いわゆる普通に礼を持って接すると決めた。

いらっしゃいま・・せ・・・、こんにちわ、ど~も・・・、そんなフランクな言葉遣いで通してきてる。
ありとあらゆる物を商品としてしまうのが俺の店でもあるから、それぞれの知識は乏しい。
知らないことは知らないから、「分かりませんね・・」と言わざるを得ない。

そこで更に不興をかってしまい、波長の合わないお客さんとは二度と会えないようだ。
物は何でもできるだけ商品にしようと努めるが、人間としてはお客さんになりえない場合もかなりある。
自ら門戸を狭めてるかも知れないが、明るく楽しく穏やかで朗らかな雰囲気を最良としたい。