リサイクル親父の日記

第24話 石巻市内方面の現状報告って感じの風景

2015/02/23

石巻市中心部立町辺りを銀行の用事があって行き来した。
5年前にメインバンクを地元信金から地方銀行に替えてたが、借入保証期間更新手続きのためだ。
固定金利か変動金利かの選択は、固定の方が現在でも安いからお得なのだ。

但し元金も減額してるからメリットはさほど大きくはないが、安いに越したことはない。
東日本大震災で被害が甚大だったが返済は予定通りできてた。
本来は予定返済ができて、尚且つ手元に返済元金程度が残ってて欲しかった。

だから決して業績好調とは言えないが、まずまずくらいだろう。
石巻駅の西方面にクレーン車数台が林立状態で稼働してる。
130億円の石巻市立病院建設工事が始まってる。

メインバンクの前の立町通りは両歩道上に屋根があったが、今は撤去されて虚しさを漂わせてる。
何十年も経って腐食で朽ち果てて危険なのだ、改修費用が無いので安全のため撤去した。
そのせいもあってか、被災による建物解体も相当あるので、本当に侘しいし、残ってる建物もかなり古めかしい。

旧北上川中州を「中瀬」(なかぜ)というが、立町通り延長で中瀬の内海橋を渡って湊方面、新漁港へ通じる。
国道398号線で主要幹線道だが、津波で橋の損傷が大きく仮補修で往来してる。
新しい橋の建設工事も始まってて、少し上流側の中州の上端部かかる。

両岸から河中に工事用土台が数十メートルせり出してるから、昔から知る俺にはやっぱり異様にしか映らない。
中瀬には石ノ森正太郎漫画館があるから、石巻駅前から立町通りを進んで中瀬に向かえばイイ。
そして湊方面に進んで新業港へ出るだけで、ドンダケ~~変わったか一目瞭然なのだ。

このルートは俺には思い出がギッシリ詰まってる。
何処も彼処も朽ち果ててしまったり、解体消滅したり、知人も何処に行ったのかと気にもなる。
俺の勤めた造船所も跡かたもない。

俺が興した会社も津波で無くなった。
俺の・・・
俺・・