リサイクル親父の日記

第35話 ひょっこり・・風呂上りの少女が目の前に・・・

2015/03/07

仙台の国道45号線は、国道4号線と並ぶ大動脈です。
4号線は南北にズッドーンと走ってる。
45号線は東西に仙台から多賀城、松島、石巻と続いてる。

今日はこの45号線を行った感じである。
宮城野区福室は多賀城市との境付近、その市営住宅だった。
4階建で横長の部屋割なので、俺が車を止めた西側から正反対の部屋までたっぷり進んだ。

端の階段で2階へ、そこから通路で中央部に行くとエレベーターがあったので使う。
4階に上がって、そして一番端の部屋に着いた。
ドアが開いて中が見えたが、引越し作業中で何処も彼処もモノ、物、ものの嵐状態。

玄関には女性の靴が無数に散らかってて、俺は何処に靴を脱いでイイのか迷う。
引越し屋の段ボールが束で置いてあるし、各タンスの半開きだ。
彼女は化粧っけがなく、あたふたした感じがしてる。

「えっと~~下駄箱はそれね、食器棚はこれね、このテーブルは難しい?」
電話の内容を繰り返しつつ、片付いてるモノや片付いてないモノを示した。
俺はフムフムと目線で追って、必要に応じて検品した。

「あれはね~~無理ですよ、これは何とかなりますけど・・」と答えながら、
居間でメモ用紙に記入してる時、背後からひと気がしたかしら???
彼女は俺の正面に居るので、でも、他に人はいなかったよな~~??

やっぱり気配を感じるので、首だけを曲げた。
バスタオルで頭を拭いてる少女が・・下着姿で・・・
シャンプー香る風が俺の鼻をかすめる。

こんな状況の時って、ギョッとしちゃうね、お化けにでも会ったような感じだ。
少女も俺同様に驚いてたが、直ぐに部屋に消えた。