リサイクル親父の日記

第36話 チワワは可愛んだろうけど・・・

2015/03/09

最近は本当にペットが多いね。
出張買取で行く先々で室内で飼ってるペットに遭遇する。
大概が室内で放し飼いにされてるから、俺はそんな時ビビリまくるね。

どうも犬がどうしても苦手なのだ。
どうやら幼い時に近所の犬に噛みつかれた記憶、それに我が家のスピッツに嫌われた経験。
記憶の奥底に漂ってるからか、犬に吠えらると身体が震える感じがするし、高所恐怖の時の感じだ。

犬を連れてる人を見かけると、俺は自然に迂回してしまう。
買取現場で子犬にまとわりつかれてる恐怖は言葉では表現しようがない。
「・・大丈夫ですから・・噛んだりしませんから・・」と飼主さんに言われても、俺の恐怖がおさまることはない。

吠える声が堪らなく恐ろしさを増加してる。
まだ猫の方がイイと思う、それは変にまとわりつかないからね。
店内にペットを抱きかかえて入ってくるお客さんも増えてる。

「いいですか?」と訊ねる方はイイ方で、無言で当然の如く入ってる方が非常に多くなってる。
年配者で月一ペースで来てるおじさんは、2匹を車においてくる。
時々、何かに反応して、キャンキャン2匹が吠えて鳴く声が響くが俺は絶対に近づかない。

それが今日は運悪く店の外に出たら、車が着いたばかりでおじさんがドアから出た瞬間だった。
俺はおじさんに会釈した、おじさんも返礼したが、その際に俺は助手席に2匹を捉えたら・・・
服を着てるのは以前からだったけど、今日はサングラスをしてるんだね。

それが妙に似合ってたし、小さなサングラスはオレンジ色とライトブルーなのだ。
多分オレンジ色はメスらしい、服も赤っぽいからね。
貴婦人風に見えるから不思議だった。

「あの~~サングラス、犬用って売ってるんですか?」と訊ねた。
「違う、違う、オーダーして作ってもらったのよ、高かったけどね」
おじさんは自慢げにおっしゃるじゃありませんか・・・