リサイクル親父の日記

第67話 親子ですね、息子がちょうど中間でしたねぇ~~~

2015/05/29

今朝2度目の買取に行った先は、10日前にも行った家だ。
仙台市から南方向に30分走った場所で比較的古い街並みで側道は広くはない。
最初は見積希望だと思ったから自家用車で行ったが、5~6点は買い取って積んできてた。

「・・掛軸や置物、ダルマ・・どか・・たくさんありますよ、絵もあるし・・・」
彼の言い方は少々焦ってる感じもしたが、即出かけて行ったのだ。
駐車場が広くて、庭も手が込んでたし、屋敷も奥深く大きい、門も立派な造りだった。

広々玄関から10畳以上ある和室が3室続いてて、各室中央部に大きながイニングセットや応接セットがある。
その卓上に置物、花瓶、掛軸、箱入り食器類がこぼれんばかりに並んでる。
置き切れない品々が畳の上にもこんもりしてた。

「この辺の物で幾らになりますか?」彼はストレートに質してくる。
後ろからのっそり父親が寄って来て、「・・売れなきゃ片付けないといけないし・・・買えなくても仕方ないが・・・」本心で言ってくれる。

俺は指示された物を検品して、値段をつけれる物だけを選んで、「これはx千円、こっちは2点でxxx円・・・」と査定金額を伝える。
「・・こっちの絵師の名前は江戸時代の超有名な人です・・が・・但し、真贋不詳のため・・買取できません」

やりとりを黙してみてた父親は、うん・・うん・・と頷いたが、彼は金額が不満ありありだった。
俺は何か買える物がないかと部屋中に目線を走らせた、そして、
「床の間の香炉、あの油絵も買取できますが、いかがでしょうか?」

父親が、「それは・・女房に聞かない分からないから・・今日は居ないから・・」
2人は相談してたが、父親は十分納得してるが、彼の方が迷いに迷ってる風だが・・・
清水の舞台から飛び降りでもするように、彼は、「・・それで・・イイです・・」

そして2度目が今朝だった。
今回は母親も居たから、いろいろ対象品を教えてもらいつつ、俺も質問した。
「先日保留の絵や香炉はどうでしょうか、譲っていただけますでしょうか?」

「あれは女房が持って行くので」との返事に、俺は期待外れで残念な気分が湧いたが、気持ちを切り替えた。 
今度は倉庫2箇所と玄関から最初の和室の指示品類だった。
前回同様に値段をつけられる物だけをチョイスして、査定金額を伝える。

すると彼は熟考暫らくでスマホなどを操作したりしてる。
協議は母親も巻き込んでなんだかんだと激化してるんだ。
父親はスンナリ了解、母親はショックで腰を抜かさんばかり、彼はその間で迷い彷徨い・・・

3人というより母親と彼の納得が済むまで俺は武蔵に徹した。
綺麗な庭を、ツツジや松の新緑を楽しんでた。
「そ・・それじゃ・・イイ・・お願い・・・」背後から彼の声がした。