リサイクル親父の日記

第70話 あつい、アツイ、暑い、ホットな日

2015/06/13

でも、これは堪えないといけないと自覚するんだが、怒りの持って行き場がない。
自分で噛み殺して耐え忍ぶって、本当にアホらしくてカッカしてる。
気温も高くて暑いものだから、この耐えることが尚更暑くしてしまう。

2週間前の電話だった。
「・・その食器棚を取置きしてて欲しんですが・・・」女性の声だった。
数日前に来店して気になってて、主人と相談して今度の休みに買いに行きたいと申し出なのだ。

電話での予約、又は「商談」申し込みには応じるようにはしてる。
そして「今度の休み」に2人は来たが、彼女たちは食器棚の前で検討しだした。
俺は依頼者かどうか分からなかったが、声をかけて確認したんだ・・・

しばらく経っても結論が出ないらしく・・・買わずに二人は店を出た。
まぁ、これもたまにある話ですね、彼が承服しなかったのだろう。
その数時間後に2人は再度来た、そして、買ったのだが・・・

「引越しまで置いててもらいたいの・・・」
俗にいう「ミニ食器棚」、高さ7~8cm幅50cmの組立家具で場所を取るものじゃない。
「分かりました・・早めに取りに来て下さい」と俺はお願いした。

それから1週間後の今日、彼女が電話をよこした。
「あれね、キャンセルしますから、お金返して!」一方的もの言いなのだ。
強引だし、有無を言わせないという口調。

俺はやっぱりこんなことは認め難いと感じたから、
「それは・・ちょっと・・・あなたの言う通り押さえたり、待ったりしてるんですよ、返品・返金は・・・」
俺の拒否の言葉に彼女が激怒した。

ギャンギャンと反論してた。
この時点で彼女の精神が不安定だと確信できた、モンスターXXXって類なのだ。
自己中の極みであって、絶対自分の行為には落ち度がなくて、返金は当然なのだと信じて疑わない。

「あのね、ガタガタしてるし、だいたいあんなのは100円くらいで幾らでも売ってるわよ!」
1時間後に返金を取りに来た。
無言でレジカウンターにレシートを差し出した。

眼も合わさない、金を受け取ると急いで出て行った。
俺はカッカカッカ・・と湯気が上がるを感じた。