リサイクル親父の日記

第77話 オッと一回じゃ積めませんけど・・・直ぐ又来ます

2015/07/13

電話は1週間前で日時指定の買取。
月曜日の朝だったら頼みますというので、早出を気にしない俺は喜んで応じた。
仙台駅東口から徒歩数分のマンション、通勤者が行き来してるが、大通りから一本裏通り。

道幅も広いのでマンション入口に路駐しても問題はなかった。
繁華街やビル街の難しさは駐車場所確保なのだが、こんなに楽だとは想像外。
真新しいマンションエントランスはガラス戸を跨ぐとガク、ガクと3回直角に折れ曲がってエレベーターに着く。

その壁数面に床から天井までの大鏡が取り付けられてて、我が姿を見たくもないのだが見なくちゃいけない。
彼女の部屋に着いて買取品の説明を受けたら・・・
電話では5~6点だったのが軽く2倍以上の点数なのだ。

「今日午後に引越しんです・・・だからこっち全部買取を・・・」
俺は「ヒエ~ッ・・ワゴン車で来ちゃったけど、これじゃ入んないんで・・でも、もう1回来ますから・・・」
不安を見せた彼女の表情が和らぐ、俺は査定金額を伝えた。

どうしても買取したいほど、品物は新しいし綺麗な状態である、逃しちゃいけないと思った。
家電は5年保証をつけてたし、取説と一緒に整然と収納されてる。
彼女の受け答えは勿論、品物の扱いも全てが完璧なのだった。

そして搬出、積み込みを行って、満車で一度持ち帰って、もう一度マンションに戻った。
部屋に残した数点を搬出して、彼女に別れを告げて、同じ道を辿った。
どうやら半年くらいの独り暮らし、理由は定かではないが実家に戻るようだった。

想像なのだが、悪意味での退去じゃなさそうだ。
あれほど明るくってちゃんとしてて非の打ちどころがない感じだ。
それにしても仙台の朝は大混雑してますよ~~~